工場の現場改善に!プロが教える間仕切りカーテン活用法の徹底解説

工場の現場改善に!プロが教える間仕切りカーテン活用法の徹底解説

工場での作業環境改善は、企業様にとって重要な取り組みであり、継続的に改善を進めていくことで工場の競争力を高め、持続的な成長を実現することができます。

具体的には、作業者の労働環境や製品の品質を確保するためにも、使用用途に応じたエリア分けが必要となります。

こうしたエリア分けに対し、弊社粟倉ビニールでは、長年の経験を活かし、間仕切りカーテンによる工場での効率改善をご提案させていただいております。

目次

ビニールカーテンの機能・特徴・バリエーション

ビニールカーテンは工場内のスペースを効果的に分割するためのカーテンであり、様々な機能と特長を持っています。

機能と特長:

  • 作業エリアの区切り: ビニールカーテンは作業エリアを効果的に区切ることができます。これにより、異なる作業スペースを明確に区分し、作業プロセスをスムーズにすることができます。
  • 作業効率の向上: カーテンによって作業エリアが区切られることで、作業者は自身の作業領域に集中することができ、作業効率が向上します。
  • 防塵や防虫の効果: ビニールカーテンは防塵や防虫の効果もあります。工場内の清潔さを保ち、製品の品質を維持することができます。

バリエーション:

    • 耐久性: カーテンの耐久性も重要な要素です。屋外での使用は耐候性のある生地のカーテンを選択することが重要です。
    • 防炎性: カーテンの防炎性も重要な特性の一つです。防炎性のあるカーテンは、火災の危険性が高い場所での使用や、安全性を重視する場所での使用に適しています。(不燃はカテンに向かない)
    • ビニールカーテンの選択は、用途や環境に応じて機能や特性を考慮する必要があります。透明度、耐久性、防炎性などの要素を適切に評価し、最適なカーテンを選択することが重要です。

ビニールカーテンは大きく分けて3種類

ビニールカーテン

大規模空間にも使用することが出来、作業場ごとの区画整理や、出入口の防寒対策など、大きな間口にも取り付ける事が可能。

軽量で、開閉可能なので、必要があれば開けておくことも可能で、不要になった場合も撤去が容易です。

のれんカーテン

人や、物品、台車やフォークリフトといった業務用機械の移動の際、くぐるだけで手間のかからないのれんビニールカーテン。

くぐりぬけの際、怪我や破損を防ぐため、のれんカーテンは特殊な加工を施した優しい肌当たりのビニールカーテンとなっています。

間仕切り

完全に壁、部屋を作る役目も担う。

シートの固定壁。

部屋として設営でき、空調も使え、空調効率を高める。

また、防塵にも役立つ。

間仕切りカーテンの導入がもたらすメリット

間仕切りカーテンは、工場環境を改善するための重要なアイテムです。

導入することで、さまざまなメリットを得られます。

施工が簡単

①工場内レイアウトの整備

工場内レイアウトの整備は、効率的な作業環境を確保する上で重要です。間仕切りカーテンを活用することで、工場内の異なる作業スペースを効果的に区分けし、作業プロセスの混乱を防ぎ、作業効率を向上させることができます。

例えば、生産ラインと倉庫エリアを分けることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 作業プロセスの分離: 生産ラインと倉庫エリアを明確に区切ることで、生産作業と倉庫業務が干渉することを防ぎます。これにより、作業者が集中して生産作業に取り組むことができ、生産性が向上します。
  • 安全性の確保: 生産ラインと倉庫エリアを分けることで、作業者が安全に移動し、作業を行うことができます。特に、重機や移動式機器が使用される場合は、作業エリアの明確化が重要です。
  • 作業環境の整備: 倉庫エリアでは、作業に必要な資材や部品を保管し、必要なときに取り出すことができます。生産ラインと倉庫エリアが明確に区切られることで、作業者が効率的に作業を行うことができます。

間仕切りカーテンを使用することで、工場内のレイアウトを柔軟に変更することも可能です。作業状況やニーズに応じて、カーテンの配置を調整することで、より効率的な作業環境を実現できます。

②空調コスト削減

ビニールカーテンは空調コスト削減において非常に効果的な役割を果たします。その理由を詳しく見ていきましょう。

  • 断熱性の高さ: ビニールカーテンは断熱性があり、工場内の温度差や湿度の影響を最小限に抑えることができます。特に冷暖房設備が必要な工程では、カーテンを設置することで、区画エリアでの断熱を実現できます。カーテンが設置されたエリアでは、外部からの熱や冷気の侵入を防ぎ、工場内の温度を一定に保つことが可能です。これにより、冷暖房装置の使用を最適化し、空調コストを削減することができます。
  • エネルギーの節約: カーテンによって区画されたエリアでは、冷暖房の効率的な利用が可能になります。例えば、作業が行われていないエリアの冷暖房を停止することで、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。また、カーテンによって区画されたエリアは、温度差が少ないため、冷暖房装置の負荷が軽減されます。
  • 環境への配慮: 空調コスト削減に加えて、ビニールカーテンの使用は環境にも配慮した選択肢です。エネルギー消費の削減は、温室効果ガスの排出量を減らし、地球温暖化の抑制につながります。また、ビニールカーテンは再利用が可能であり、廃棄物の削減にも寄与します。

これらの理由から、ビニールカーテンの使用は空調コスト削減だけでなく、環境への配慮やエネルギーの節約にも貢献します。工場や倉庫などの施設でビニールカーテンを適切に活用することで、経済的かつ環境に優しい運用が可能となります。

③安全性向上

ビニールカーテンは安全性の向上にも大きく貢献します。その具体的なメリットを以下に示します。

  • 作業エリアの区切り: ビニールカーテンを使用することで、作業エリアを適切に区切ることができます。これにより、危険なエリアや設備に不用意に侵入することを防ぎます。作業エリアが明確に区切られることで、作業者が安全に作業を行うことができます。
  • 透明性の活用: カーテンを透明や半透明にすることで、作業エリアの見通しが良くなります。作業者はカーテンを通して作業エリアを確認できるため、安全な状態で作業を行うことができます。また、透明なカーテンを使用することで、作業者同士のコミュニケーションや監視が容易になります。
  • 設置の柔軟性: ビニールカーテンは柔軟性があり、必要に応じて簡単に設置や撤去が可能です。これにより、作業エリアの変更や拡張が必要な場合でも、迅速かつ効率的に対応することができます。安全性を考慮したレイアウトの変更が容易になるため、作業環境の安全性を維持しつつ、生産性を向上させることができます。

④衛生面の向上と不良率低減

ビニールカーテンは、作業エリアを清潔に保つのに役立ちます。清潔な環境では、製品の品質が向上し、不良品の発生率が低減します。また昨今に流行したコロナなどの感染症対策としても有効で、弊社で取り扱いのある「抗菌・抗ウイルス」機能付きのビニールカーテンもご用意できます。

⑤スペース効率の最大化

ビニールカーテンを使用することで、工場内のスペースを有効活用でき、作業エリアを適切に区切ることで、作業効率が向上します。

⑥低コスト・短納期での導入が可能

一般的に間仕切りを設置するとなると、壁を設置することを想像されるお客様が多いですが、壁設置は価格が高く、工期も長くなってしまう傾向にあります。

ビニールカーテンの導入は、工場環境の改善だけでなく、生産性の向上や安全性の確保においても大きなメリットをもたらします。柔軟性の高いカーテン設置により、安全性を確保しつつ、効率的な作業環境を実現することが可能です。

ビニールカーテンの素材と用途

耐候性

次に、耐候性はビニールカーテンの重要な特性の一つです。

工場内では様々な条件にさらされるため、耐久性が十分でないカーテンでは、すぐに破けてしまうため、耐久性の高いカーテンが求められます。

耐久性の中でも特に、耐摩耗性や耐薬品性が重視されます。

工場内での機械作業や化学物質の取り扱いが多い場合には、これらの耐性が必要不可欠です。

防炎性

防炎性も重要な要素の一つとなっており、工場内では火災の危険性が常に潜在しています。そのため、ビニールカーテンは燃えにくい素材で作られることが一般的です。

防炎性が高いカーテンを選ぶことで、万が一の火災時に被害を最小限に抑えることができます。

以上のように、ビニールカーテンのバリエーションは用途、耐候性、防炎性などさまざまな要素によって異なります。

用途や環境に応じて適切なカーテンを選択することが重要です。

もし、選定が難しければ、是非粟倉ビニールまでご相談ください。数多くの施工経験がある弊社が長年培ってきた知識と経験でお客様に寄り添ったアドバイスを行います。

ビニールカーテンの選び方

(1)生地の選択基準

ビニールカーテンを選ぶ上で、生地の特性を適切に考慮することが重要です。作業環境や使用目的に応じて、適した生地を選ぶことで、耐久性や機能性を最大限に引き出すことができます。

まず、耐候性や防炎性などの特性を考慮し、以下の主な種類の生地から適切なものを選択しましょう。

  • 糸入りタイプ: 強度が高く、耐久性に優れた生地です。屋外での使用や風雨にさらされる場所に適しています。
  • 透明タイプ: 視界を確保したい場所に適した生地です。透明な素材を使用することで、外部からの視認性を確保しつつ、作業領域を明るく保つことができます。
  • フラット帆布: 厚手で丈夫な生地で、全24色のバリエーションがあります。耐久性に優れ、多様な色から選ぶことができます。
  • ターポリン: 防炎性と耐久性に優れた生地です。屋外での使用や水濡れが心配な場所に適しています。
  • 不燃ターポリン: 火に燃えにくい生地で、安全性を確保するために使用されます。消防法で指定された場所に適しています。
  • メッシュタイプ: 通気性に優れた生地で、風通しを良くすることができます。熱のこもりやすい場所や、通気性が必要な場所に適しています。
  • 耐熱不透明タイプ: 熱に強く、目隠し効果もある生地です。高温の環境での使用やプライバシー確保が必要な場所に適しています。

これらの生地の特性を十分に考慮し、作業環境や使用目的に合わせて最適なビニールカーテンを選びましょう。

(2)カーテンの形状と付加機能

カーテンの形状や付加機能は、使用する場所や目的によって異なります。例えば、開閉式のカーテンや防炎性のカーテンなど、必要な機能を備えたカーテンを選びましょう。

弊社粟倉ビニールでは、カーテン同士を簡易的に合わせることができるマジックテープ式、ファスナー式など、お客様のニーズに合わせた加工をご提案できます。

オプション加工

ハトメ追加等、各種カスタムが可能です。

他、カーテンレール追加や、間仕切りポール追加なども可能です。

ビニールカーテンの設置方法

カーテンレールやワイヤーの使用方法

ビニールカーテンを設置する方法には、カーテンレールやワイヤーを使用する方法があり、天井・側面・H鋼など基本的にどこでも設置可能です。

また、鉄骨下地が無い場所でも、弊社で鉄骨を組み上げ、ビニールカーテンの設営が可能です。

まずは、粟倉ビニールに気軽にお問合せください。

消防法

建造物によっては、消防法によりビニールカーテンの設営が難しいケースもございますので、粟倉ビニルにご相談下さい。

施工実績事例

医療機関へ感染症の患者の隔離と感染防止対策として抗ウイルス・抗菌ビニールカーテン施工

まとめ

このように、工場の現場改善において間仕切りカーテンの活用は非常に重要です。

効果的な導入方法や選び方を理解し、自分の工場に最適な製品を選ぶことで、作業効率や品質の向上に貢献することができます。弊社は創業以来50年以上にわたり経験とノウハウを積み上げてきており、ビニール屋の視点でお客様のご要望以上のものをご提案できる自負があります。

ぜひ間仕切りカーテンでお困りのことがありましたら粟倉ビニールまでご連絡ください。

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